新しいビジネスへの挑戦
農業は1次産業で、建設業は2次産業に分類されまして、この両者はみなさんが思っている以上に関係が深く、建設企業で働く従業員の中には、農業にも従事している兼業従事者が多くいまして、農作業の暇な時期に現金収入を得て収入の補完をしようとする季節的要因から自然発生的な感じで形成されてきたものと考えられています。
公共工事を中心とした建設投資の冷え込みが近年みられ、新たなビジネスに挑戦する建設企業が増えていまして、農業分野に進出する企業もいますが、具象的な農業への取り組形として、農地のリース方式や、農業コントラクトターなどがあります。
農業コントラクターは、農作業の一部を農家から請け負うものなので、リスクは極めて低く、リース方式は、市町村などが農家と建設会社の仲介役となって農地のリースを行い、建設会社が農業を行うものです。
また、建設会社が農地を利用しないで、農業生産を行う非農地農業生産もあります。
新たな建設の試み
受注産業としての建設業の特性には、指定した図面により、建造物を建設し、完成物件を発注者に引き渡し、工事代金を回収するという流れがあり、このビジネスモデルは、物件が完成した段階で事業としては完成であり、完成物件を商品として誰にいくらで販売するという考えはなく、建設業は、販売のためのマーケティングを行うという、コンセプトがほとんど存在しない業界でした。
これが近年では消費者の要求に多様化できるようにマーケティングの必要性が高まってきおり、民間建築部門ではとくに、その傾向が目に付き、これまでのプロダクトアウトからマーケットインへの変化が求められています。
消費者ニーズに基づく商品提供で生まれた商品として、サーファー向けのマンスリーマンションなどがありますし、音楽家向けの防音マンションや、介護サービスをいつでも受けられるようなシニア向けの高齢者住宅などが建設されています。