新たな建設の試み
受注産業としての建設業の特性には、指定した図面により、建造物を建設し、完成物件を発注者に引き渡し、工事代金を回収するという流れがあり、このビジネスモデルは、物件が完成した段階で事業としては完成であり、完成物件を商品として誰にいくらで販売するという考えはなく、建設業は、販売のためのマーケティングを行うという、コンセプトがほとんど存在しない業界でした。
これが近年では消費者の要求に多様化できるようにマーケティングの必要性が高まってきおり、民間建築部門ではとくに、その傾向が目に付き、これまでのプロダクトアウトからマーケットインへの変化が求められています。
消費者ニーズに基づく商品提供で生まれた商品として、サーファー向けのマンスリーマンションなどがありますし、音楽家向けの防音マンションや、介護サービスをいつでも受けられるようなシニア向けの高齢者住宅などが建設されています。